定期健診・歯のクリーニング
なぜ、欧米で普及している「定期健診」が日本では定着しないのか?
ご存知でしょうか?
使い続けた歯ブラシで落ちる汚れは、たったの約「6割」
残った汚れはどんどん蓄積されていき、
お口のトラブル・気になるニオイの原因になっているかも!
しかし、”ある習慣”を始めるだけで、この問題は解決します。
あなたはいくつ当てはまりますか?
- ✔歯医者を最後に受診したのは1年以上前だ
- ✔タバコ・コーヒーを口にすることが多く、口臭や歯のくすみ・着色が気になる
- ✔電動歯ブラシを使っているから磨き残しはゼロだと思う!
- ✔過去に歯を削る治療を受けたことがある
- ✔毎日歯磨きをしているし、虫歯も歯周病も関係ないと思う
もし、一つでも当てはまった方は、こんなリスクがあるかもしれません。
- 歯磨きだけでは落ちない汚れが歯石になってこびりついている
- 自分では気付かないうちに、自分の口臭で周囲の人に不快感を与えている
- 以前治療した被せものや銀歯の下で虫歯が再発している
- 虫歯や歯周病によって歯がもろくなっている
虫歯や歯周病、そしてそれらによって併発する口臭などのお口のトラブルは、お口の中に溜まった「汚れ」が主な原因です。
しかしながら、汚れや細菌が付着しやすい場所ほど、自分で見ることができず、お手入れも行き届きにくいものです。
ぜひ、歯のプロフェッショナルである私達に、あなたの歯の健康を守るお手伝いをさせてください。
欧米で「定期健診」が積極的に受診されている理由。
「痛くなったら歯医者へ行き、削る」から抜け出すために。
定期健診は、病院で受ける「健康診断」のように、虫歯や歯周病といったお口のトラブルをチェックし、早期発見に繋げることが目的です。
さらに、日々の生活の中でどうしても溜め込んでしまうお口の中の汚れや細菌を除去し、清潔な状態を保つことで新たなお口のトラブルを防ぎます。
歯は、一度虫歯になると自然に治ることはなく、また歯周病で溶けた骨も元には戻ってくれません。歯科医療においてはこの「早期発見」が何よりも重要なのです。
しかしながらこのことは、日本ではほとんど理解されていません。
歯科先進国と言われるスウェーデンでは、定期健診の重要性に着目し、国民の受診率は90%まで普及しています。これに対して日本は、数十年前まで、健診の受診率は約6%とされていました。
そしてこの差は、実際にお口の健康状態の差として、はっきりと現れています。
上の図からもわかるように、定期健診を受ける人が少ない日本では、歯周病にかかる割合や歯を失う本数の多さなど、定期健診を「受診するか、しないか」によって明らかな差が現れています。
定期健診は現在のお口を健康に保つだけでなく、未来の健康に向けて始められる大変価値のある「投資」だと考えています。あなたも、「歯が痛い」「歯がグラグラしてきた」「歯が抜けてしまった」と問題が起きてから治療を受けるというこれまでの習慣から抜け出し、「健康な状態を保つ」ための新しい習慣を始めませんか?
定期健診を受ける4つのメリット
ひかり歯科医院の定期健診では、歯や歯茎の健康を守る従来の定期健診に加え、歯石や着色の除去を行うことで「健康で美しい」状態へ導きます。当院の定期健診であなたが得られる4つのメリットをご紹介します。
メリット1.これ以上、あなたの歯を削らないために「虫歯の早期発見」
虫歯には軽度(C0)~重度(C4)まで進行ステージがあります。
「歯科医院は歯が痛くなってから行く」と考えている方もいらっしゃいますが、その「歯の痛み」はいつくるのか誰もわかりません。少しずつ痛むこともあれば、突然激痛に襲われることもあります。
C0、C1の初期の段階で発見できれば歯を削らずに済むことがほとんどです。しかしある程度まで進行すると、あなたが一生懸命歯磨きをしても虫歯の進行は止まりません。残念なことに、「痛い」「しみる」などの症状が出ている時には、虫歯はかなり進行しています。あまり知られていませんが、痛みがなくても目に見えない部分で進行していることが考えられます。
激痛に襲われるような場合、歯の神経が細菌感染を起こしている可能性が高く、感染した神経は除去しなければなりません。
神経を除去することで歯の痛みを感じなくなるため、「虫歯が治った」と感じる方が多いのですが、この考えは非常に危険です。神経を失った歯は、元気な歯に比べてとてももろい状態なのです。
神経を取った歯がもろくなってしまう理由。
歯を、1本の木に例えて、イメージしてみましょう。
地面に深く根を張り、緑の葉っぱを付けた木は、地面から栄養や水分を吸い上げて生き生きとしています。
強い風が吹いても、雪が降っても、多少のことでは簡単には折れません。
一方枯れ木は、根から地面から栄養や水分を吸い上げることができず、全体に栄養が行き届きまません。
時間とともにどんどん朽ちていき、少しの衝撃でボロボロと崩れ、最後には割れたり折れたりしてしまいます。
神経を取った歯は、まさにこの「枯れ木」のような状態です。
何かの衝撃や力で、簡単に「欠ける」「折れる」「割れる」、もろく危うい歯になってしまいます。
神経がないため、虫歯になっても痛みを感じず、気付かないうちに進行していることもあるのです。
「痛くないから、治ったんでしょう?」
いいえ、そうではありません。
もしも歯が大きく欠ける、歯が割れる、となってしまうと・・・その歯はもう使うことができません。
歯としての機能を失っているため、残しておくことで健康な歯や歯茎へ支障をきたしてしまいます。
こうなってしまうと、残る方法は一つ・・・。
とても辛いですが、あなたは「歯を抜く」という決断をしなければいけません。
乳歯と違い、永久歯は一度失うともう二度と生えてきません。だからこそ私達歯科医師は、抜歯はもちろん、歯を削ることもしたくないのです。あなたが笑顔でこれからも美味しく楽しく食事をために、あなたの歯は一本も欠かせません。虫歯の早期発見は、何より大切なのです。
メリット2.歯周病の原因を除去!歯石・着色汚れのクリーニング
あなたは、歯を失う最大の要因は、虫歯ではなく「歯周病」であることをご存知でしょうか?
歯周病は、歯の表面に付着したプラーク(=細菌の塊)によって、歯を支える顎の骨が失われ歯肉との付着が失われる病気です。歯周病は「静かなる病気」とも呼ばれ、痛みなどの自覚症状を感じにくく、気付いた時には既に歯周病が進行した状態になっていることもあります。
平成26年に厚生労働省が実施した調査で、「歯周病の治療を受けている人」の人数は実に331万5,000人と報告されました。さらに詳しい調査によると、日本では20代の約7割、30代以降の約8割の方が歯周病にかかっているというデータがあります。また男性よりも女性の方が多い事も報告さ
れており、これは成人している方、特に女性にとっては他人事ではない状況です。
自覚症状の少ない歯茎からの出血・軽い歯茎の炎症・口臭から徐々に進行していきます。
「噛めない」「歯茎が腫れる」「歯がグラグラする」「食べ物が歯に挟まりやすくなった」「冷たいものがしみる」といった症状が気になって来院される方は、すでに歯周病が進行した状態ということも多く、ひどい場合には、歯周病が原因で「歯並びが変わった」「歯がポロっと抜けてしまった」という方もいらっしゃいます。
歯周病の原因となるプラーク(=細菌の塊)は、白色・黄白色をして、舌でさわるとネバネバとした感触があります。粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいしても取れません。残存するプラークは次第に石のように固まってしまいます。
これが「歯石」です。
歯ブラシで歯の表面に付いたプラークの除去は可能ですが、こびり付いてしまった着色や歯石は歯ブラシで取りきることは難しいです。こびり付いた歯石の上に更に汚れが溜まっていく事で、歯茎の腫れや歯のぐらつきなどお口のトラブルに繋がってしまうのです。
磨き残しが「歯石」へ変わるまで
汚れが溜まってしまう理由・・・実は、歯ブラシだけの歯磨きでは、プラークは60%しか除去できません。取り切れない汚れは日々蓄積されていき、歯にこびりつく頑固な歯石になってしまいます。この状態になってしまうと、歯科医院で専用の医療機器を使用したクリーニングが必要です。
お家でのお掃除と同じで、年末の大掃除に頑固な汚れを何時間もかけて取るよりも、定期的なお掃除で大掃除も手早く簡単に済めば、時間も有効に使えますし、気持ちも楽ですよね。
ひかり歯科医院に歯科衛生士が在籍している理由。
大切な歯を守るためには、虫歯だけでなく歯周病のケアも欠かすことができません。しかし、あまり知られていないことですが、「定期健診」といっても歯医者さんによってその内容は様々で、虫歯のチェックだけで終わってしまう歯医者さんが多いのもまた事実です。
なぜ、そのようなことが起こるか?
それは、歯周病ケアのプロフェッショナルである「歯科衛生士」が、全国的に不足していることが原因です。国家資格を必要とする歯科衛生士は、1医院あたり、平均1人いるかどうかと言われており、歯科衛生士が不足している歯科医院では、虫歯のチェックや治療はできても歯周病治療まではカバーできないのです。
ひかり歯科医院では、歯科衛生士が7名在籍しておりますので、定期健診では、歯科医師による虫歯のチェックに加え、歯科衛生士が専用のチェア・医療機器を使用してメインテナンスを行います。お口のクリーニング・歯石除去も同時に行い、メインテナンスが終わった後は、「お口がさっぱりして歯もつるつるして気持ちいい!」と、とても好評です。
メリット3.口臭の原因へアプローチできる
口臭の原因の90%が口の中にある、ということをあなたはご存知でしょうか?全身の疾患が原因で起こる場合もありますが、多くは虫歯や歯周病が起因しています。
口臭の原因となるもの
- 口呼吸や空腹による乾燥
- 虫歯、歯肉炎、歯周病、歯石、舌の汚れ
- 年齢の変化による唾液の減少
- 入れ歯のお手入れ不足
お口の中に虫歯や歯周病、歯石などの汚れがあると、見た目に悪いだけでなく、口臭を発生する原因となるのです。
定期健診で虫歯・歯周病のない状態を保ち、歯磨きでは落としきれない歯石や着色を除去することで、あなたのお口は健康なだけでなくクリーンな状態を維持することが出来ます。
また、定期健診の中では、歯科衛生士があなたの歯磨きのクセなどをチェックし、改善のご提案をさせていただきます。磨き残しを防ぐための正しい磨き方や、あなたのお口のサイズにあった歯ブラシの選び方など、毎日のお家でのお手入れ方法を効果的にするためのアドバイスをさせていただきます。
メリット4.充実の健診を保険診療で受けられる
お口に潜むリスクをカバーし、健康で清潔なお口を保つことができるひかり歯科医院の定期健診は、健康保険が適用されます。
お子様から年配の方まで安心して受診していただけますので、受診の際には「保険証」・「医療証」を受付にてご提示ください。
定期健診は、一般的に年数回、一回30分~45分程度で済みます。歯科医師による虫歯のチェックと、歯科衛生士による歯周病ケアやクリーニング、あなたに合わせた歯磨き指導、お家でのホームケアのご説明、歯科医師による虫歯やお口の状態のチェックを行います。
歯を削るような治療はありません。メインテナンス専用のチェアで、ゆったりとリラックスしながらケアを受けていただくことができます。
当院では患者担当制を採用しておりますので、担当の歯科衛生士がしっかりとあなたのお口の健康管理をさせていただきます。
ひかり歯科医院〜定期健診の内容〜
定期健診では、健康診断とクリーニングを行っていきます。
定期的にお口の中に変化や病気の兆候がないかをチェックし、早期発見につなげます。早期に見つかれば、大きな治療も必要なく、歯を守ることができるためです。
さらにクリーニングを行うことで、自分では取りきれない汚れを落とし、新たな虫歯・歯周病などの発生リスクを予防します。
それでは、定期健診の内容についてご説明します。
①お口の健康診断
現在のあなたのお口の健康状態を、歯科医師と歯科衛生士それぞれの視点から総合的にチェックします。
以下、健康診断でチェックする内容の一部をご紹介します。ここに記載されている内容はほんの一例であり、一人ひとりのお口に合わせた健康診断を行なっていきます。
問診・カウンセリング
以前 通われていた歯科医院でのご不安な点、治療歴、ご要望などをしっかりと時間をかけてヒアリングします。気になる症状やお悩み、ご要望を伺い、お一人お一人に合った治療計画を立てます。
むし歯のチェック(目視)
歯科医師による虫歯のチェクを行います。
レントゲン撮影
目視による虫歯の確認に加え、レントゲンを撮影することで、目に見えない小さな虫歯まで細かく確認していきます。歯と歯の間などの虫歯の有無や進行具合、治療した歯古い詰め物の内側に発生する二次虫歯、歯の根っこの病巣の有無、歯周病の進行度など顎の骨の状態、親知らずの向きなど、肉眼では分からない情報もレントゲンを撮影することでしっかりとチェックしていきます。
噛み合わせのチェック
お口の粘膜や歯並びのチェックです。くいしばりや歯ぎしりをする方は特に、歯や歯茎に極端な力がかかっていることがあります。こういった過度な力がかかっていると、歯茎が下がる・歯が欠ける・割れるといったトラブルに繋がることがあるため、過度な負担がかかっていないかをチェックしていきます。よく同じ場所に口内炎が出来るという場合は、詰め物の形状が影響していることが原因かもしれません。
歯周病の検査
歯周ポケットの深さ、歯の動揺(ぐらつき)、歯茎からの出血の有無、磨き残しの有無などを専用の器具を使って調べます。喫煙・睡眠時間・お仕事といった生活スタイルから不調の原因が見つかることも少なくありません
②歯石・着色汚れを徹底除去するクリーニング
歯周病やお口の健康管理のプロフェッショナルである歯科衛生士があなたのお口を健康に保ちます。
歯石などの頑固な汚れを無理に取ろうとすると、かえって歯を痛めてしまうこともあります。
ひかり歯科医院なら、歯科衛生士が専用の医療機器を使用してクリーニングを行いますので、安全に・確実にお口の汚れを落とすことができます。
※歯石・着色汚れの状態や、歯周病の進行具合によって処置内容は異なります。
スケーリング
歯の表面に付着したプラークや歯石を除去する治療です。
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、主に歯の表面の歯石やバイオフィルムを除去します。
歯石は歯に付着したプラークに、唾液中のリン・カルシウムが混ざり石灰化したものです。歯の表面は粗くプラークが付着しやすい構造をしており、
こびりついた歯石は歯ブラシのみでは取り除くことが出来ません。超音波スケーラーやキュレットスケーラーという歯科用機器を使用して歯石を取り除き、歯の表面をプラークが付着しにくい状態にしていきます。スケーリングを行うことで、歯の表面の着色・ヤニも落とす事ができます。
スケーリングルートプレーニング
歯茎の内部に深く付着した歯石を除去する処置です。歯周病が進行した方にはルートプレーニングを行い、歯の根の表面をきれいな状態にリセットします。長期間歯石が多く付着している状態であると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目の溝が4~6mmと深い状態になってしまいます。(健康な状態は3mm以下)歯石が歯周ポケットの奥にまで付着している場合は、麻酔を用いて歯石を除去し、歯の根元をきれいにするためにスケーリングルートプレーニングを行います。この処置によって、歯周ポケットが深くなってしまった状態から健康な状態へ歯肉を引き締め改善していくことが可能です。
PMTC
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略。
普段の歯磨きで落とす事が出来ない歯の汚れや、プラークの元となる「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の膜を、歯科医師・歯科衛生士が専門の機械を使って除去することです。バイオフィルムを剥がして歯の表面をツルツルにすることで、新たな汚れの付着を抑え、細菌の繁殖を抑制できます。
定期的に続けることで虫歯や歯周病予防につながります。
3DS
Dental Drug Delivery System(3DS)とは、虫歯や歯周病の予防効果を高めるために行う予防の取り組み治療です。専用のマウスピースに薬剤を入れて装着することで、歯にフッ化物を集中的に作用させ、細菌を消毒します。
最後に
年齢や歯並び・生活習慣などで、お口の状況は人それぞれ全く異なります。
そのため、ひかり歯科医院では初診時に時間をかけて診断し、あなたに最適な健診内容をご提案します。
もちろん、あなたが不安に思う事や分からないこと、ご希望がある時はしっかりとお時間を取ってご質問にお答え致します。
これからも、誰もが笑顔で美味しく食事を楽しんでいただきたい。それがひかり歯科医院の願いです。
健康でいるために、習慣を見直してみませんか?
あなたが始めた小さな習慣の変化が、5年、10年先に大きな差となって現れることでしょう。
「プロフェッショナルによる定期健診」と「日々の歯磨き」
それが、これからのあなたの健康につながっていきます。
ひかり歯科医院での定期健診をご希望の方は、お電話またはインターネットからご予約いただけます。
「健診希望」とお伝えください。