歯科豆知識ブログ

  1. ひかり歯科医院
  2. 歯科豆知識ブログ
  3. 金歯にするか「費用」で悩んでいる方へ。虫歯治療の相場と金歯のメリット

金歯にするか「費用」で悩んでいる方へ。虫歯治療の相場と金歯のメリット

公開日:

監修:歯科医師 長谷川雄士



近年、虫歯治療の際には美しい仕上がりを求めてセラミックを選ぶ人が増えています。しかし、実は場合によってはセラミックよりも「金歯」が推奨されることもあります。金歯と聞くと、見た目だけでなく費用についても気になるかもしれません。今回は金歯の相場と、それを選ぶメリットについて詳しく解説します。


金歯は耐久性・費用のバランスの取れた治療法です

金歯は、その目立つ見た目や金属という材質から避けられがちですが、実は優れた特性があります。金歯の意外なメリットについてご紹介します。

金歯のメリット・デメリット

<金歯のメリット>
〇金属アレルギーのリスクが低い
金は体に無害とされ、アレルギーを引き起こす確率が非常に低いです。ただし、まれに金に反応する方もいらっしゃいますので、心配な方はアレルギー検査を受けることをお勧めします。

〇虫歯の再発リスクが低い
金は密閉性が高く、プラークがつきにくいため、虫歯の再発を抑えることができます。柔軟性もあり、自然な歯と同様に馴染むのが特徴です。

〇耐久性が高い
金は非常に耐久性が高く、30年から50年の間使用することが可能です。セラミックと異なり、欠けたり割れたりする心配がありません。硬さも自然な歯に近く、噛み合わせ側の歯にも優しいです。

〇セラミックより歯を削る量が少ない
金歯はセラミックに比べて、歯を削る量が少なくてすみます。ご自身の歯の部分を多く残すことができるため、強い力が加わった際にも歯が割れにくいです。


<金歯のデメリット>
〇目立つ
金歯は笑った時や話している時に目立つことがあります。前歯に近い位置で使用すると特に気になるでしょう。

〇高額な費用
セラミックと同様に、金も保険適用外となるため、治療には高額な費用がかかることがあります。
医院によって価格は異なるため、カウンセラーや歯科医師とご相談されることをお勧めします。

金歯はこのような方にお勧めです

金歯の大きな特徴はその強度の高さです。セラミックが割れてしまった経験がある方には、特に金歯をお勧めします。金歯は非常に頑丈で、強い力が加わっても割れたり欠けたりすることはありません。

歯ぎしりや強い食いしばりをする方にとって、セラミックは割れやすく、度重なる交換が必要になることがあります。繰り返しの治療は歯にも大きな負担をかけ、リスクを高めてしまう可能性があります。
その点、金歯はその耐久性の高さから、長期間にわたり安心して使用できるため、継続的な治療に伴う負担やコストを削減するメリットがあります。

金歯は保険適用外(自由診療)となります

銀歯の治療は保険適用が可能で、1本あたり約5,000円で行うことができます。これに対して、金歯の治療は自由診療になるため、費用は5万円から10万円程度かかることが一般的です。
歯科医院によって治療費は異なるため、治療前にはしっかりとしたカウンセリングを受け、費用について確認するようにしましょう。

金歯以外にどんな選択肢があるの?

虫歯の治療には、虫歯の進行状況によって治療が異なります。金歯以外にどのような治療をしていくことができるのでしょうか。

軽度の虫歯

  • 症状: エナメル質がわずかに溶け、黒ずんで見える
  • 治療法: 虫歯の進行具合にもよるが、経過観察やフッ素塗布を行うことがある
  • 治療費: 約1,000円から1,500円

中度の虫歯

  • 症状: 虫歯がエナメル質の内側の象牙質に進行してしまった状態
  • 治療法: 虫歯になった部分を削り、コンポジットレジン(白い詰め物)やインレー(部分的な詰め物)を使用して修復
  • 治療費:コンポジットレジン約1,500円から2,000円 インレー(金属)約2,000円から3,000円 インレー(セラミック)約3万円から5万円

重度の虫歯

症状: 虫歯が神経に達し、根管内に細菌が侵入してしまった状態
治療法: 虫歯を取り除くと同時に、根管内の清掃が必要。被せ物の作製を行なう
治療費:保険適用内の被せ物5,000円程度 自由診療(審美性や精度を求める場合)約10万円から30万円

※注意点
自由診療の料金は医院によって異なるため、具体的な治療計画と費用については事前にカウンセリングを受け、確認することが重要です。

最適な被せ物治療ならひかり歯科医院へご相談ください

金歯はその目立つ特性から選択肢として敬遠されがちですが、実は銀歯よりも優れた性質を持っています。
歯の被せ物には様々な材質があり、虫歯の場所や大きさによって最適な物を選ぶことがとても重要です。
どの材質を選べばよいのか悩まれている方は、一度当医院でカウンセラーや歯科医師へ相談してみませんか?あなたのご来院を心よりお待ちしております。

無料メール相談はこちらから


エントリーリスト

© HOKARI DENTAL CLINIC