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咬み合わせの大切さ

最終更新日: 公開日:


咬み合わせが悪いままだと歯周病や虫歯になりやすいと言われていますが、それ以外にもさまざまな全身疾患の原因にもなるそうです。

咬み合わせがおかしいな?と思ったら、なるべく早く歯科医院で相談しましょう。

ここではそんな咬み合わせの大切さや治療法についてまとめてみました。

【監修:歯科医師 長谷川雄士】

 【目次】
 咬み合わせが悪いと
  ・歯周病や虫歯になりやすい
  ・咀嚼能力が落ちる
  ・発音しづらくなる
  ・一部の歯だけがすり減る
  ・胃腸障害が起きる
  ・自律神経失調症になる
  ・顎関節症になる
 咬み合わせの治療法
  ・歯科矯正
  ・外科的手術
 咬み合わせの大切さ


咬み合わせが悪いと



・歯周病や虫歯になりやすい



咬み合わせが悪いと、歯周病や虫歯になりやすいと言われています。

その理由は咬み合わせが悪いと、お口の中をきれいにする唾液の分泌が悪くなるため歯垢が付きやすくなるからです。

また、歯の一部にだけ強い力がかかるようになるため歯が揺れてしまい、歯周ポケットが深くなり歯周病が進行するからです。



・咀嚼能力が落ちる




歯並びや咬み合わせが悪い方はきちんと噛み合っている部分が少なくなるため、咀嚼効率が落ちます。

矯正治療で咬み合わせをよくすれば、咀嚼力が向上していきます。



・発音しづらくなる



上下の前歯がきちんと噛み合っていないままだと、特定の音が発音しづらくなったり、うまく飲み込めなかったりします。

つまり、咬み合わせが悪いと咀嚼機能以外にも発音や飲み込む機能まで低下するわけですね。咬み合わせはお口の中全体への影響を及ぼすのです。



・一部の歯だけがすり減る



歯が抜けたままのところを放っておくと、そこを避けて力が加わります。

そうなると、余計な力がかかってしまい歯がすり減ることがあります。

さらに進行すると、歯の表面が削られてしまい知覚過敏になることもあります。

鏡を見て歯の凹凸がなくなってきたなと感じたらすぐに歯科医院にご相談してください。



・胃腸障害が起きる



咬み合わせが悪いと食べ物をしっかりと咬めないので、唾液と食べ物が混ざりにくくなり消化器官に負担がかかり続けるため胃腸障害を起こすことがあります。



・自律神経失調症になる



咬み合わせが悪いと頸椎がゆがんだり、頭痛が起きたり、神経が圧迫したり・・など慢性的にストレスがかかるので自律神経失調症になることがあります。

また、咬み合わせの悪さで生理痛や生理不順になることもあるそうです。



・顎関節症になる



咬み合わせが悪いとあごの関節の動きが悪くなるため口が開けづらくなりますよね?

そうなると、首や肩が凝る顎関節症という病気になることがあります。

この病気はさまざまな原因が絡み合って起きる疾患だそうで、その主な原因には生まれつきのあごや顔のゆがみ、咬み合わせの医療、食いしばりや歯ぎしり、精神的ストレス・・などがあります。

つまり、これらの原因が日常生活の中で絡み合って顎関節症になるというわけですね。

ですので、咬み合わせに問題があってもストレスや歯ぎしりのない方は顎関節症にならないこともありますし、逆に顎関節症の方が咬み合わせの治療をしてもストレスや歯ぎしりを改善しないと顎関節症を治すことはできません。



咬み合わせの治療法



一見してきれいに見える歯並びであっても、自分で咬み合わせが悪いと気づくことはあまりないでしょう。

少しでも咬み合わせが悪いと思ったら、かかりつけの歯科医院を受診して診てもらうようにしましょう。

そうすれば、矯正治療や一部の外科的手術などで改善されるかもしれません。



・歯科矯正



矯正治療により咬み合わせを改善することができます。

矯正治療にはさまざまな方法があるため、ご自分の状態と希望をしっかりと歯科医院で相談するようにしましょう。

なお、歯周病や虫歯がある場合には前もって治療しておきましょう。
矯正治療にはワイヤー矯正や舌側矯正などがあります。



ワイヤー矯正とは一般的な矯正法で、歯の表側にワイヤーを付けて奥歯の位置を高くして咬み合わせを改善していく矯正法です。

舌側矯正とは歯の裏側に矯正装置を装着し、奥歯の位置を高くして行うものです。

ひどい咬み合わせの方に最適な矯正法で、ワイヤー矯正のように人から矯正していることを気づかれずに治療ができます。

ただ、症状によっては治療期間が長引くこともあるようです。



・外科的手術



矯正治療だけでは効果が十分に得られないこともあります。

そういった場合には外科的手術を行ってあごの骨を動かします。

手術によっては手術前や手術後に矯正治療を行うこともあるようですね。

なお、手術後の矯正治療は手術後にあごの状態がどうなるかを前もって想定しておき歯を移動させるため、手術後すぐに咬めるようにするのが目的です。

その際、動いたお口の状態やあごの状態を見ながら調整を行っていきます。



咬み合わせの大切さ



咬み合わせの大切さや治療法についてご紹介しました。

咬み合わせが悪いとさまざまな悪影響があることをお分かりいただけたかと思います。

つまり、咬み合わせはいかに大切か・・ということですね。

長年どうしてか分からないまま悩んでいた症状が咬み合わせを改善したことで解決したというケースも多いです。

見た目には分からなくても、生活習慣によって咬み合わせが悪くなっているかもしれません。

もし、こちらの記事を読んで思い当たるふしがある場合は、是非ひかり歯科へご相談ください。

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