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寝起きの歯が痛いのはなぜ?朝に感じる歯の痛みの原因と対処法とは?

最終更新日: 公開日:

【監修:歯科医師 長谷川雄士】


朝起きたとき、歯や顎に痛みを感じたことはありませんか?酷い場合には、口が思うように開かないほどの痛みを感じるということも。このような症状に悩まされている方はけっして少なくありません。今回は、寝起きに歯の痛みが起こる理由と、歯の痛みにどう対処すると良いのかお伝えします。

【目次】
1.寝起きの歯が痛くなる原因とは?
 1-1睡眠時の歯ぎしり・食いしばりによる歯の痛み(疲れているなど)
 1-2副鼻腔炎(鼻炎)による痛み
 1-3虫歯・歯周病による歯の痛み
 1-4寝ている時の姿勢
2.寝起きの歯の痛みは放置しないで!放置するリスクと対処法について
3.寝起きの痛みならひかり歯科医院へご相談ください

寝起きの歯が痛くなる原因とは?

寝起きに歯が痛む原因は、主に4つあります。「歯ぎしり・食いしばり」「副鼻腔炎」「虫歯・歯周病」「寝ている時の姿勢」です。寝ている間の無意識の行動が、あなたの歯の痛みにつながっているかもしれません。

睡眠時の歯ぎしり・食いしばりによる歯の痛み(疲れているなど)

歯ぎしりや食いしばりは、多くの人が無意識のうちに行ってしまう行動です。

  • 上下の歯が左右に擦り合わさり、「ギリギリ」と音がする
  • 歯を「カチカチ」と合わせる
  • 強く食いしばる

これらは、精神的なストレスや体の疲労が主な原因とされています。また、寝ている時だけでなく日中にも無意識に行っている場合もあります。
特に「寝ている間の歯ぎしりや食いしばり」は、歯や顎に大きな力が加わるため、「歯が削れる」「詰め物が外れる、欠ける」などのリスクも高くなるのです。この場合、歯や顎への負担を軽減させるために、マウスピースの使用をお勧めしています。

副鼻腔炎(鼻炎)による痛み

副鼻腔炎は「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれ、風邪やアレルギーなどが原因で鼻の内部に炎症が起こる病状です。どろっとした膿を含んだ鼻水が副鼻腔内に溜まることで上顎の奥歯近くの神経を圧迫し、痛みが生じます。

歯の痛みとともに鼻水・鼻づまりがある場合は、副鼻腔炎の可能性もあります。
耳鼻咽喉科や歯科医院で抗生物質を処方してもらうことで、炎症を抑え、症状を緩和することができます。

虫歯・歯周病による歯の痛み

虫歯や歯周病は、放置すると痛みを引き起こすことがあります。虫歯が進行すると、歯の神経に達し、痛みが増し、最終的には歯を失うリスクがあるのです。また、歯周病が悪化すると、歯茎に膿が溜まり、これが圧迫されることで痛みが発生します。
このような症状を避けるためには、歯科医院で虫歯の治療を受け、歯周病の進行を抑えることが大切です。特に、歯周病においては、定期的な歯石除去が必須であり、これによって炎症の原因を取り除き、健康な歯を維持することが可能になります。

寝ている時の姿勢

あなたは普段、どのような姿勢で寝ていますか?意外に思われるかもしれませんが、寝ている時の姿勢が実は歯や顎の痛みを引き起こす原因となることがあります。特に横向きや仰向けでの睡眠は、歯や顎に長時間力が加わり、それが原因で朝起きたときに痛みを感じることがあります。このような負担を減らすためにも、寝る際の姿勢に注意してみることをお勧めします。

寝起きの歯の痛みは放置しないで!放置するリスクと対処法について

寝起きに歯が痛んでも、なんとなくそのままにしてしまっていませんか?
「歯医者に行く時間もないし…」「そのうち治るかな」と、まずは様子を見るという方も多いと思います。風邪の回復や寝姿勢の改善によって痛みがなくなるのであれば一時的なものかもしれませんが、歯の痛みが何度もでるなど慢性的に続く場合は要注意。

歯の痛みを放置すると、「虫歯や歯周病の重症化」「歯ぎしりによって歯が欠ける、すり減る」「詰め物が外れる、知覚過敏の症状がでる」といったリスクが高まります。

朝起きた時にある歯の痛みは放置せずに、できるだけ早めに対処しましょう。
症状によって対処法が異なることもあるので参考にしてみてください。

1.    痛み止めを服用する
痛みの症状は一時的なもので、しばらくすると落ち着くことがあります。まずは痛み止めを服用して様子を見ることをお勧めします。しかし、数日経っても症状が改善されない場合は、放置せずに歯科医院で診察を受けることが大切です。

2.    マッサージする
顎の痛みが食いしばりによるものである場合、筋肉の緊張が原因で痛みが発生していることがあります。ストレスなどが原因で無意識のうちに食いしばってしまい、知らないうちに顎に力が加わっています。そのため、筋肉の緊張をほぐすことで痛みが和らぐことが期待できます。お風呂に入っている時や寝る前に顎のマッサージを試してみると良いでしょう。これにより、筋肉がリラックスし、痛みが緩和されるかもしれません。

寝起きの痛みならひかり歯科医院へご相談ください

痛みの原因をご自身で判断するのは困難です。痛みが慢性的に続く場合は単なる一時的なものではなく、歯が割れているかもしれない、顎関節症や歯周病が進行しているかもしれない、といった他の病気の兆候である可能性があります。そのため、安易に自己判断をせずに、症状を放置せず、歯科医院で受診することが重要です。
また、副鼻腔炎も歯科医院で診断可能です。もし症状に不安がある場合は、どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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